2012/08/18

受難のキーボード

それは2003年8月24日のこと、榛名湖畔のステージで(榛名湖ジャズフェスティバル)私は某プロの前座の演奏中であった。 (峰厚介バンドだったと思う)

私は当時購入後約1年のYAMAHA digital piano P-120sで演奏中であったが、突然落雷とともにバケツをひっくり返したような豪雨となり、演奏は途中中断となった。あわててビニールシートを被せ、ステージ裏の控え室で待機する羽目となった。
 しかし結局voのSara Rectorは出番のないままイベントは降雨中止となった。

この時あとで判明した被害は 

真っ暗ななかであわてて移動したキーボードアンプの電源コードが途中で切断されていた。(唖然) 
キーボードの中央付近のD音が押すと戻らなくなった。 
附属の譜面台が行方不明(後日で発見された) 
ちなみにイベント屋さんの自家発電装置も壊れた。 (このためイベントが再開不可能となった。)


ピアノのない場所での演奏や、Fusionのバンドではキーボードが必要になるが、なかなか満足な楽器がない。 

学生の時 Fender Rhodesを持ち運んでいたが、音は良いものの、あまりの重さに腰を痛めたことがある。一人で運搬可能な許容範囲重量をはるか超えている。

 現在のP-120S購入のきっかけは2002年9月1日、当時倉渕村でのはまゆう山荘、群馬ジャズフェスティバル2002年に出演した際、(森村恭一郎(ts), Sara Rectpr(vo), 桑原義孝(d) 天田隆(b))、トリをつとめた横須賀からのゲスト、某暮れ六っのキーボードの阿部紀彦氏が使用していたのを見て(聞いて)演奏終了後に相談、そこそこの音と、すごーく軽かった(カタログデータでは18.6kg、ちなみに当時阿部氏の体重は120Kgぐらいあったらしい)ので高崎市のピアノプラザで2002年9月に速攻購入した。


YAMAHA Digital Piano P-120Sの○な点 

1. とにかく軽い。 
2. そこそこの音(音質)が出る(大きなイベントできちんとしたPAがあるともの結構良い音が会場に出る。) 
3. 値段が安い(?)定価で16万、実勢価格当時12万円台  RHODES は定価43万だった。 
4. スイングガールズに出て来る 
5. 実用的に使える音はEP2(RHODES?)EP1ぐらい。 
6. 二種類の音源をミックスできる(electoric piano+stringsとか) 
7. 売れまくっているので、情報は多い (さすがにこんなに壊れた話は聞かないが) 

P-120Sの×な点(あくまでも私の場合) 

1.購入3年でキーがもどらないところが3カ所もある。 
 手で戻すとまた音がだせますが...... (月に一回ぐらいあちこへ移動で酷使し過ぎ) 
 運搬のたびに壊れるのではとひやひやしている 
2.ライブでelectric pianoとしては使えるが、gland pianoはライブで使えるレベルの音がでない。(これは無理) 
だいたい和音が濁っている。 
3.タッチが軽すぎて、アクションが少ないので、ライブで熱くなってくるとすぐにキーボードの底付き(クッションが少ない)のために右手を痛める。 
4.keyboard ampとの相性が悪いのか最近頻繁に接触不良をおこす。 
移動の時に内部で部品が動いてカラカラ、カタカタと音がする。なんだかどこかねじがはずれているような気がする。 


私がライブ用移動鍵盤に要求することは、
第一に軽いこと。重いのは絶対に不可。
第二にそこそこのピアノの音が出せること。
第三にタッチレスポンス。
     
移動できる、ピアノの代わりの機材という要求が難しい . 

色々な機能はいらないから、ライブで使えるレベルの音を出してくれ、ということ(ダメですね) 
楽器はハードケースに入れて搬送しないと壊れる。

 2002年の9月に購入したP-120Sは、3年後に鍵盤が3つ戻らなくなりピアノプラザに相談、一度入院オーバーホールを行った。(ピアノプラザさんがYAMAHAにクレーム処理、無償修理となった)前橋オーガスタの常駐keyboardととして、現役で来月で10年目を迎える。最近はAJFBの他荒牧ジャズ研セッション、医学部セッションでも使用しているのでかなりの酷使である。

電子楽器が「10年使用できた」というのは奇跡的であるが、突然死を心配している。

                                    ( 2005年07月23日 のmixiの日記より加筆修正 )