曲の解説は...
荒井由美作詞作曲による1975年ヒット曲、1975年リリースのアルバム
「COBALT HOUR」に収録されている。学生時代の大切な「あの人」が卒業写
真の面影のままでいるのを偶然待ちで見かけたが、自分に気後れして声をかけ
られなかったという、青春時代の追慕を綴った曲
アレンジの際に....
この曲をどうやってピアノトリオで料理するか、アレンジで考えたことは..
1)どのようなイメージで演奏するのか、途中のアドリブは別として、あまり
壊しすぎないこと。リハ(といっても15分ぐらいしかやっていない)で形容詞
で表現すると「切ない」感じを出すように。
2)コードの処理 テーマはストレートにあまり凝った和音を使わないように
心がけた。何箇所かの鍵となるコードの部分を 中心にベースに譜面を書く。テーマではピアノが意図的に経過音を避けたが、ベースの経過音は違和感があり、
お互いのイメージが食い違っている。もう少し空気感というか、ベースの空間が
必要。この点はベースの「イメージ」がどのように感じているかにかかってい
る。コードの起承転結感に乏しいので、アドリブになるとある意味難しい。
3)やりたいことはアドリブなので、アドリブコードは多少変えている
4)重要なことはドラムにどのようなリズムパターンのアイデアである。そし
てどのように展開して行くか。ここではいわゆるPoinciana Grooveで途中4ビート
にチェンジして行く。このようなパターンはdrのI君は処理が上手である。
なんちゃってマルチカメラ
さて、いつものビデオカメラの映像、R-26の音声に加え、マルチカメラとして
デジカメ(CANON Powershot G7X)をピアノ鍵盤の右端において撮像した3つ
のソースを編集した。このデジカメは液晶モニタが180度回転するので、ピアノ
の自分撮りは容易である。オートフォーカスが今ひとつ。
タイムライン上の合成編集に苦労すると思ったが、意外にずれないでなんと
かなりました。基本音声のベース後方の窓際でR-26で録音した音源(客席では
フロントの音しか録音できないので)をSound Studioというソフトに取り込み、
低音と高音を強調しイコライザー処理、さらに若干リバーブをかけて処理して
いる。これをWAVに書き出したファイルをFinal Cut Pro Xに取り込み、それを絶
対軸として、動画部分を貼り付けて、間を4秒間のクロスディソルブ処理してい
る。
機材データ
Video Camera : SONY PJV790V
Digital Camera : CANON Powershot G7X
Recording : Rolland Dugital Audio recorder R-26 ベースの後ろの位置で録音 指向
性マイク使用
音声編集 : Sound Studioで低音、高音を強調、リバーブ処理
編集 : Apple Final Cut Pro Xで 3つのソースをタイムライン上で編集 クロスデ
ィソルブ使用